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2003年12月8日
ハードウェア分科会 川崎市立日本民家園にて無線LAN実験

先にお伝えした通り、モバイルブロードバンド協会(MBA)ハードウェア分科会(若林則章分科会長)は、この10月より802.11a、b、gの比較実験を行っています。その一環として、12月8日、川崎市立日本民家園(神奈川県川崎市多摩区)にて測定を行いました。

日本民家園は、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的に、昭和42年に開設された古民家の野外博物館であり、初の試みとしてMBAハードウェア分科会の実験に協力を頂戴しました。この度の実験の結果は、通信工業界のみならず、建築史研究学界に於ても貴重な資料となる事が期待されます。

実験に使用したのは18世紀に現在の山形県内で建築された民家で、日本民家園に移築されて、神奈川県重要文化財に指定されています。

日本民家園 http://www.city.kawasaki.jp/88/88minka/home/minka.htm

日本民家園前にて待ち合わせ。休園日だが、特別の配慮を得て実験が行われた。
実験に使用した菅原家住宅。山形県東田川郡朝日村で18世紀後半に建築された。豪雪地帯なので頑丈な造りになっている。本格的な冬を前にして、藁の雪囲いが再現されている。
基地局は2階部分に設置。
別方向から基地局部分を撮影。2階の更に上の屋根裏部分に棚状の物置がある。
入口の土間で測定中。
囲炉裏脇で測定中。
雪囲いの外からも測定。
少し離れた屋外からも測定。


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